不当要求防止責任者講習制度とは
組織犯罪集団である暴力団は、覚せい剤の密売や賭博・ノミ行為などの不法利得のほか、組織の威力を示して飲食店などからみかじめ料、用心棒代の徴収等の資金獲得活動を根強く行っています。
また、民事問題や経済取引きに介入して、一般府民や企業から不当な利益を獲得する活動を活発に行い、その活動範囲と対象を拡大している状況にあります。
そこで、暴力団の不当な要求による被害を防止するためには、暴力団の活動実態や不当要求の手口などを知り、その対応方法を習得しておく必要があります。
暴力団対策法では、事業者の皆さんが選任した責任者に対し、不当要求に対する対応方法などについて指導を行うため、各種資料の提供や、指導・助言等の援助を行うことを定めています。
この援助の一環として「不当要求防止責任者講習制度」があります。
不当要求防止責任者の選任と講習受講までの手続き
※画像をクリックすると拡大します。
●責任者選任届出書の様式
責任者選任届出書の様式は、「京都府警察ホームページ」からダウンドロードすることが 出来ます。
●責任者選任届出書の届出方法(二通り)
①管轄警察署への持ち込みによる届出
ダウンロードした「責任者選任届出書」に必要事項を記載して、事業所を管轄する警察署刑事課組織犯罪対策係(警察署によっては知能組織犯罪対策係)に持参してください。
②オンライン申請による届出
令和3年6月1日から、警察庁の「警察行政手続サイト」を通じて、オンラインでの責任者選任届出ができるようになりました。京都府警察ホームページから「申請・手続」をクリックし、
→「その他、申請・手続に関する情報」
→「不当要求防止責任者講習について」
に進むと、「オンライン申請等による責任者選任届出書の届出」の項目がありますので、そこからリンク先の警察庁ホームページに入り必要事項を入力等して申請してください。
※管轄警察署への持ち込み、警察行政手続サイトを通じたオンライン申請以外の方法での受付は行っておりません。
講習内容
講習についてのお問い合わせ先
京都府警察本部刑事部捜査第四課 075-451-9111(内線4442・4445)
公益財団法人京都府暴力追放運動推進センター 075-451-8930 講習担当係